『Final Fantasy for XI.Ⅲ.MMXI』
原案 福島県立いわき総合高校演劇部  構成・脚本 いしいみちこ
※2011年7月、福島県立いわき総合高校演劇部初演

配信終了
リーディング 潤色・演出 豊嶋了子  出演 香川県立観音寺第一高校演劇部
本編動画

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作者から

この作品を創っていた時、私は猛烈に怒っていました。経済優先で進んできた社会のひずみを目の当たりにし、それを放置してきた社会にも自分にも怒っていました。やり場のない怒りをそのまま表現しようとしたけどうまくいかなかった。演劇ではどうしても「嘘っぽく」なってしまうから。そこで、子供たちの大好きなゲームの世界で笑い飛ばすという方法を取りました。怒りながら笑い転げながら、私たちはこの作品を創りました。 日常が失われたとき、そのひずみを引き受けさせられるのはいつも弱い人たちです。その弱い人たちを含め、私たちひとりひとり、最後には必ず「想像」によってつながり合うことができる。そのつながりをこそ、演劇で考え続けたい。

いしいみちこ

作者プロフィール

いしいみちこ
ドラマティーチャー。2004年から福島県立いわき総合高校において演劇教育を実践。高校生とプロの演劇人の協働を通じ、飴屋法水作『ブルーシート』(第 58 回岸田國士戯曲賞受賞)など多数の作品を世に送り出した。2014年度より大阪府追手門学院高等学校表現コミュニケーションコースを立ち上げ、表現教育を行っている。著書に『高校生が生きやすくなるための演劇教育』(立東舎)。

演出者の言葉

「10年前の震災のことって、覚えてる?」
半分以上の部員が首を振る。当時部員たちは6歳。小学校入学直前のタイミング。そりゃ記憶はおぼろげだよなぁと。いや、それ以前に、東日本大震災自体が、遠い街での出来事なのかもしれない。四国にいると、いつか来るであろう南海トラフ地震に怯える声は聞こえる。「太平洋側の地域の大学には進学したくありません」などど平気で言う。まるでその地域を悪者のように言う。それは高校生じゃなくて、周りの大人が言っているのかもしれない。
そうじゃなくって。
そうじゃなくって、地震から「逃げる」んじゃなく、地震とどう「向き合う」か。
遠い街の話じゃないよ。
東日本大震災のこと、ちゃんと向き合っておかない?
豊嶋了子

リーディング演出者プロフィール

豊嶋とよしま了子のりこ
現香川県立観音寺第一高校演劇部顧問。丸亀高校在任中に全国高等学校演劇大会に3度出場し、2015年【用務員コンドウタケシ】で優秀賞、2018年【フートボールの時間】で最優秀賞受賞。昨年より全国高等学校演劇協議会事務局員として、生徒講評委員会に携わる。

香川県立観音寺第一高等学校演劇部プロフィール

香川県で一番西に位置する高校。愛称は『観一』(かんいち)。2021年1月時点で演劇部は2年生4名、1年生10名で活動中。モットーは『演劇は心』。現在は1年生中心の活動となり、3月の公演会に向けて生徒創作の台本で稽古中。今年2月、本校が舞台になった映画【青春デンデケデケデケ】(大林宣彦監督)が上映される『さぬき映画祭』に出演し、原作の芦原すなおさん(本校卒業生)との対談などを行う予定。年間5~6本の公演を行っている。

リーディング クレジット

キャスト 香川県立観音寺第一高等学校演劇部

ゆうな 田尾優奈 ※原作は洋子
マナミ 遠藤愛実 ※原作はキリカ
虎 久保虎之介  ※原作はしゅうた
オースケ 渡辺欧介 ※原作は高橋
タカト 中山貴翔 ※原作はやすのり
菅 山口遥
枝野 谷尾倖
ホアンホアン院 平井萌花
デンコ 髙津和真
清水 山口遥
犬 宮本千聖(鳴き声は遠藤愛実)
牛 髙津和真(鳴き声は遠藤愛実)
鮎 谷尾倖(鳴き声は遠藤愛実)
ポリス 髙津和真
ゲンシーロ 宮本千聖
サルコジ 谷尾倖
反原発派 遠藤愛実、 宮本千聖、 髙津和真
東電 平井萌花
ト書き 宮本千聖

スタッフ

原案 福島県立いわき総合高校演劇部
構成・脚本 いしいみちこ
潤色・演出 豊嶋了子
湿度・温度管理 観一演劇部
箱馬制作 観一演劇部

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